「アナログ機器への想い」

「アナログ機器への想い」

 

何故、アナログ機器を作るのか。

それは、

アナログ機器は判で押したような音しか出ないモノではなく、

懐が広い、幅がある、「曖昧さ」を持っているからです。

その曖昧さを生かすも殺すも、使う人次第。

 

つまり、楽器に近いんですね。楽器は人間に近い。。

調整や使い方によって出音が変わり、そこが最大の魅力なのです。

これは、機器を製作していく段階でも然り。

 

世の中、そういう曖昧さを嫌う流れもありますが、

曖昧さを亡くしては、只の機械になり、

面白くも何ともないモノになると考えています。

 

時間を掛け、使い熟してゆくことで、

使う人と機器の境目がなくなり、調和が生まれるのです。